仕手株の操作は悪い行為?

仕手株とは特定の株に大量の資金を投入することにより、意図的に価格を変動させられる株のことを言います。特に価格が安く流動性が低い株が仕手株となりやすく、売買が少ないところに大量の資金が押し寄せるため、価格が急騰、もしくは急落するのが特徴です。まとまった資金のある集団が価格を操作する目的で行う投機です。仕手株にするために、投資家は価格が大きく跳ね上がらない程度に徐々に買い増しを行います。そして十分な保有数になったところに大きな注文を出し、価格が跳ね上がったところが売り抜けるのです。仕手自体は違法ではありませんが、売買する意思がないのにも関わらず注文を出し、さも大量の発注があるように見せる「見せ板」は違法です。価格を安く買いたいときなどに、上値を抑えるために売り注文を出し、意図的に価格を下げさせるような行為のことを言います。見せ板なのかどうかを判断することは非常に難しく、実際に逮捕にまで至るのは非常にまれですが、違法行為なので逮捕されないという保障はありません。一方仕手株は価格を操作することが目的ですが、実際に売買を成立させて行う行為のため、違法ではありません。株式取引で利益を上げるための戦略として有効です。
仕手株になりやすい銘柄としては小型株が上げられます。株式市場の株の数が少なければ、それだけ少ない資金で操作をすることが可能だからです。仕手株になるかどうかはそのときの市場の雰囲気にも左右されます。またインフルエンザが流行ったり致死率の高いウィルスが流行するなどの非常事態が起きると、特定の衣料品メーカーや薬剤会社の株が仕手株と変化することもあります。仕手株になりそうな銘柄を信用取引するとリスクが高い取引となってしまいます。